簿記の試験を受けるんだけど、「ネット試験」ってどんな感じなの?
ネット試験は統一試験と何が違うの?
ネット試験ならではの気をつけるポイントは?
こんな悩みを解決します!
✔本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、先日「簿記3級」の試験を受け、見事83点(合格ライン70点以上)で合格しました!
その時が初めての「ネット試験」で不慣れなこともあり少し焦ってしまいました。事前に対策をしておくべきだと感じましたので、ここで共有させてもらいます!
これから簿記を勉強される人やネット試験に初めて挑まれる方は、是非参考にしてみてくださいね!
ネット試験で受験を考えている方は、本番でこれまで勉強してきた全ても出せるように、ネット試験対策をしっかりして試験に挑みましょう!
そのための注意点や対策法を感じたまま余すことなく、ご紹介していきます。
もう、他の記事を読む必要がないくらい解説するので、安心してください。
そもそもネット試験とは?
これから「簿記」を学習する人向けの章になります。簿記の学習を進めていて、ネット試験のことも知っている方は次の章からご覧ください。
背景として、コロナ禍でも多くの人が受験できる環境を整えることに着目し、従来の試験会場での試験(統一テスト)と合わせてネット試験が導入されました。
また、ネット試験は「パソコン」を利用した試験になるので、自宅やパソコンがある環境ならどこでも受けられると思われていますが、
商工会議所が指定した試験センターでの受験になるので注意していください。
他にも勘違いされやすいのが、「統一テストが無くなってしまったのか?」ということです。
統一テストは今もあり、自由に自分が好きな試験を受けられるように日商簿記の環境が良くなったことを意味します。
ネット試験と統一試験の違いについて
ネット試験と統一試験の違いは何なの?
ネット試験と統一試験の違いをまとめると以下の通りです。
今回は、僕が受けた「簿記3級」で具体的に違いを見ていきます。
ネット試験
■実施日程:随時
■受験資格:特になし
■申込受付:受験日の3日前まで
■合格発表:即日
■受験料:3,400円
■試験時間:60分
■出題数:3題
■満点:100点
■合格ライン:70%以上
統一試験
■実施日程:6月・11月・2月の年3回
■受験資格:特になし
■申込受付:試験実施の1〜2ヶ月前
■合格発表:試験実施の1〜2ヶ月後
■受験料:2,850円
■試験時間:120分
■出題数:5題
■満点:100点
■合格ライン:70%以上
※変更点は、「赤字」で記入しています。
まとめてみると、それぞれのメリット・デメリットがあるものの「ネット試験」の方がメリットが多いと思います。
自分の勉強方法に合わせた試験システムを受けましょう!
ネット試験と統一試験のメリット・デメリットについて
ネット試験と統一試験のメリット・デメリットの違いについてはこちらの通りです。
メリット・デメリットを見比べて、自分に合ったものを選択しましょう!
総合的に見て、自分が好きな方を選択するのがベストです。
ただ、好きな時間に試験を受けられる手軽さとパソコン入力にある程度慣れている人なら、迷わずネット試験で良いと思います。
簿記の学習が1通り終わり「ネット試験」で行くと決めた後は、ネット試験用の問題を解いていきます。
ここで大事なことは時間配分を考えることです。
また、簿記は部分点があるので、分かる所から埋め分からない問題はパスするくらいの方が受かりやすいです。
満点を目指すことももちろん大切ですが、まずは試験に合格することを最優先に考えましょう!
ネット試験の注意点と対策について
ネット試験のデメリットと重複する部分もありますが、予めご了承ください。
僕が思った注意しておいた方がいい所とその対策方法を、それぞれ3つずつご紹介します!
①いつもの勉強法と違う「パソコン入力」
基本、簿記の問題を解くときは紙に書いて学習・復習をしますよね?
そのため、ネット試験独特のパソコン入力に手間がかかる人が多いです。
普段から、パソコンを触っている人でもいつもの勉強方法と違うだけで、焦ってしまう可能性があります。
ネット試験では、項目をプルダウンで選択する方法で、数字の入力は数字キーを利用します。
簿記を学習している人なら分かると思いますが、簿記は数字をかなり沢山扱います。その時にコンマの位置も注意しないといけません。
「パソコン入力」の対処法
対策方法は、資格スクールなどが提供している有料のネット試験用の問題を解いておくことです。
1度でも慣れている人とそうでない人とでは、安心感が違います。
また、無料でパソコンから問題を解けるサイトを見つけたので、下に添付しておきます。
②周りの電卓音とクリック音
日頃、1人で黙々と勉強をしている人が注意すべきことは、「周りの音」です。
ネット試験は複数の人が同じ空間で、試験を受けています。
そのため、電卓音だけでなくパソコンのクリック音も気になってしまい、集中力を欠いて試験に落ちてしまう人が多いようです。
僕も最初の10分くらいは、周りの音に何故か焦ってしまいました!
普段、1人で静かな所で勉強している人は注意しておきましょう!
周りの電卓音とクリック音の対処法
対策方法は、2通りあります。1つ目は、普段から少しうるさいカフェや家で勉強したり、過去問を解いておくこと。
2つ目は、会場にイヤーカフ(ヘッドホン)が置いてあるため、それを利用することです。
誰かが使ったイヤーカフが苦手な人は静かな所で勉強するだけでなく少しうるさい環境でも勉強にもなれておくことがおすすめ!
③問題用紙に書き込めない!?
簿記の問題は、計算問題が随所に登場してきます。
そのため、書き込みがかなり重要になってきます。書き込むことで、内容を把握しやすくなり、見直し&修正も容易になります。
しかし、試験では問題用紙に書き込みは出来ません!
なぜなら、問題はパソコン上に表示されているからです。
問題用紙に書き込めないことの対処法
普段、過去問を解くときは紙の問題用紙なので書き込みが出来ましたが、ネット試験ではそれが出来ないので違和感を持たれる方が非常に多いようです。
対処方法は、普段から過去問を解くとき別の紙を用意して、そこに記入する方法がおすすめです。ネット試験では、計算をする用紙が数枚配られます。
主に、3問目が一番書き込みたい「財務諸表」問題になるので、早めに問題用紙とは別用紙に書くことに慣れておきましょう!
ちなみにT字フォームを書くより、「仕訳」だけの方が見やすくて好きでした!
実際、ネット試験を受けてみた感想
ネット試験を受けてみて感じたことは、「試験ぽさがないこと」、「周りの音が気になる」と「思っていたより難しかった」です。
僕が受けた試験会場は、パソコンが10数台並んでいて、既にたくさんの人がテストを受けていました。
テストが終了した人から順に自由に席を立って、結果用紙をもらいに行くシステムでした。(試験が終了もしくは自分で終了した瞬間に合否がその場で分かります。)
席に着いて事前に配布されている「ログインID」と「パスワード」を入力して、試験スタートです!
まず、感じたのは周りの電卓音とクリック音です。周りのカタカタ・カチカチ音が非常に気になって、最初は集中出来ませんでした。笑
横にヘッドホンがあったのですが、誰が使っているか分からないので使いませんでした。ちゃんと消毒してくれていると思いますが…笑
1問目は、15問の「仕分問題」です。これは簡単な仕分け問題ばかりだったので、ここは落とさずに行きたいですね!
1度解き始めたら、スラスラ解けて周りの音が聞こえなくなるくらい集中することができました。(結果は満点でした!)
調子よく2問目に突入したもの束の間、焦りが大爆発。笑
2問目は詳しくは書くことが出来ませんが、僕が1番苦手としていた問題でした。
過去問には出てこない応用編的な問題だったため、ここで非常に焦ってしまいました。
このままでは駄目だと思い、ゆっくり解ける問題だけを解いて、難しそうな所は後で解くようにマインド変えました。
3問目は「財務諸表」で部分点を多く貰える所だと知っていたので、潔く捨てる決断が出来たのが大きかったと思います。
3問目の「財務諸表」も過去問にない応用的な問題もあったため動揺しましたが、この時点で30分以上時間があったので、落ち着いて解くことが出来ました。
とはいえ、貸借平均法で、左右の合計が絶対に合うはずなのですが、全く合わなくて泣きそうになります。
その後、残りの10分で2問目の解けそうな所を解いて、見直しを行いました。結果、60分フルで使って83点で無事合格することが出来ました。
簿記の試験は過去問より難しい可能性が高いです。しかし、狼狽えないようにするために自分に自信が付くまで問題を解くまくることが大事で、第3問は部分点があるので、ゆっくり確実に点を取りに行きましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、「ネット試験の概要と注意点&対策法」をご紹介してきました。
簿記の勉強を始めたばかりの人も、ネット試験をこれから受ける人も「ネット試験」の対策はしっかりしておきましょう!
統一試験とネット試験がありますが、自分に合った試験方式を取り入れて、満点を取るより資格に合格するマインドで日々の勉強を頑張ってください♪
僕は、簿記の学習をクレアールという通信教材を使って、3週間で合格しました。
下に詳しい情報と資料請求リンクを張っておくので、興味のある方は是非ご確認ください!
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